今回は、精神科医の樺沢さんの著書、脳を最適化すれば能力は2倍になるという本を読んだ。この本は、脳内で生成されるホルモンの役割と、うまくコントロールしていくための方法が書かれてある。脳内ホルモンとは、具体的にはアドレナリンやドパミンなどである。有名ではない、脳内ホルモンもあるのでまずはいくつか紹介していこうと思う。
先ずは、ドーパミン。ドーパミンは、快を求めるホルモンで目標を達成したときに放出されるホルモンである。目標を立てたり、計画を立てたりするときに気分が高揚することがあるだろう。これは、ドパミンによるものである。人間は欲張りな生き物なので、もっと難しい目標を達成したいと思うのである。なので、ドパミンをうまくコントロールすることができれば、人生の理想像を叶えることができるようになるだろう。具体的なやり方としては、少し難しい目標を設定する。期限を設けるとより良いだろう。そうすることで、ドパミンが放出される。達成した時は、自分にご褒美を与えることも大事だ。ドパミンは快を求めて放出されるので、ご褒美を設定するのは良いだろう。
2つ目に紹介するホルモンは、エンドルフィンだ。聞き馴染みがないかもしれない。ランナーズハイという言葉を聞いたことがあるだろうか。極限状態を超えた人間が、気持ちよくなる現象である。激辛料理を食べたときにもこのホルモンは放出される。同時に性行為などの触れ合いをしたときにも放出される。つまり、快と不快の両方を携えているホルモンなのである。具体的には、TO,DOリストを設定してこなしていくなど仕事が決まっているものを処理していくことで、放出される。
次に、アドレナリンとノルアドレナリンだ。これらは闘争ホルモンとも言えるもので、不快な感情を感じたときに乗り越えようとするものだ。古来は動物と対峙したときに放出されたものである。なので、アドレナリンが放出されていると痛みを感じないということが起き得るのだ。戦闘中に痛みを感じていては、やられてしまうからだ。皆さんもこのような経験をしたことがないだろうか?締め切り間近になると、危機感で普段よりも何倍もの効率で仕事を進められる現象だ。これもホルモンが関係している。メンズコーチジョージは、アドレナリンとノルアドレナリンのことを言っているのであろう。ただし、これらのホルモンには注意点がある。長時間使うのには向いていないということだ。先ほども述べたとうり、不快を避けようとして放出されるホルモンなので、長時間使うと、疲れてしまって、うつ病になることがある。長期間の努力が必要な場合は、快のホルモンである、ドパミンを有効活用することが良いだろう。
次に、アセチルコリンだ。これは副交感神経優位に働くホルモンである。相手に共感することで分泌されやすい。
最後に、セロトニンとメラトニンだ。これらは睡眠と深く関わり合っているホルモンである。人間の毎日の仕事の中で一番大切なのは睡眠である。睡眠をコントロールすることができれば、人生を思い通りにすることができるようになるはずだ。セロトニンは、朝に放出される。太陽を浴びると放出されるので、朝はカーテンを開けて寝ると良いだろう。朝が苦手という人がいるが、セロトニンの放出がたりてないのが原因だ。セロトニンを放出する環境を作ることで、朝を有効活用しよう。朝を有効活用することに重点をお置いておいている理由は、朝が一番脳がクリアな状態だからだ。睡眠で脳が整理されているので、まっさらな状態で1日を始めることができる。睡眠を充溢したものにするのに、深く関わっているのがメラトニンだ。これは夜になると分泌されるものであるが、セロトニンから作られる。つまり、朝たくさんのセロトニンを作ることで、夜にメラトニンを作ることができて充実して睡眠につながるのだ。
まとめ
簡単にいうと、朝たくさん働いて、夜はだらけることが一番大切。