僕が、この本を読んで感嘆したセリフは2つある。1つは、本は空気を読むこと。2つ目は本はファッションであること。
空気を読む
特に小説に言えることだが、本を読むときには内容を底まで理解しなくても良いのだ。分からなくても空気感を押さえておけば、知識の統合がのちに起こるし、本を読んだ時の感情が頭の中に入る。
情報を抑えるためだったら、電子媒体で良い。独特の空気管を味わいたい本は紙の方が良いだろう。
本はファッション
自宅の本棚にある本は所有者の頭の中を表す。逆に、自分がなりない人物が読んでいる本を並べておけば、その人に近づく。今の自分よりも格段にレベルの高い本で良い。最初は難しいだろう。しかし、その感情が、他の経験によって誘発され、理解が進んでいくものである。音読だけでも良い。
感想
単純に、作者の近藤康太朗さんの考え方が好きだ。自分が現代社会に対して、感じていたもやもやを晴らすような生き方をしているからのように思う。やはり、医学部を卒業した後は自由に生きようと思う。